穀菜食で健康と幸福を

唇の荒れ

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     唇 の 荒 れ
                                伊藤 誠
 メールで下記のような問い合わせが入りました。
 私には5才の息子がいます。その子のことでぜひご相談したいことがあります。
 私はもともと体質に合わないから肉食はしていませんでした。そして、数年前からは玄米菜食をしております。
 子供の妊娠中や授乳中にお菓子(白砂糖入)をたくさん摂っていました。そのせいか、子供は生まれてから手・足の「爪」が柔らかく、反り返りゆがんでしまいました。
 今では大分堅くなりましたが、足の小指などはほとんど「つめ」がないように見えます。カルシューム不足だったのではないかと思っています。

 さて、現在困っているのは、息子の「唇」の荒れについてです。
 2年前の冬頃から、唇が腫れ(特に下唇)上下とも唇が切れて血が出る。口角は切れて、皮がむけ、ただれて、皮膚が赤く、堅くなっています。
 唇の荒れが特にひどい時には、皮が黄色く厚くなって、はがれてきます。
 平成20年の1年間、漢方の医院に通院し、飲み薬と塗り薬(紫雲膏)を使用していました。
 医師は、腎臓が未熟で、水分の代謝がうまくできず、唇に水がたまっているため、飲み薬は現在使用せず、唇に塗り薬だけ使用しています。
 もしかして、ストレスからくるものではないかとも考えました。
 卵や魚は年に数回食べる機会があります。砂糖は摂らせていません。
 唇の荒れについて、何か思い当たることや、良いアドバイスがありましたら、ぜひご助言下さい。

 ○ 爪が柔らかい

Q.爪が柔らかいのはカルシューム不足ですか。
A.爪は皮膚の延長線上にあり、カルシュームでなく、蛋白質が主成分です。
  爪が柔らかいのは砂糖の摂りすぎです。クッキーを焼くときに砂糖を入れる と柔らかいクッキーになります。穀菜食のクッキーは砂糖を入れないから堅く なります。それでも、水加減やジュースを入れることによりある程度柔らかく なりますが、砂糖を入れたクッキーと比べると堅くなります。
Q.爪が反り返るのはナゼですか。
A.物が上に浮くのは陰性で、爪が反るのは脂肪の摂りすぎです。食事の洋風化 で動物性食品、ケーキ、クッキー、スナック菓子などの摂りすぎでしょう。
  目の眼球が上に上がる下三白眼も脂肪の摂りすぎが原因です。
  脂肪は比重が軽く上に浮く性質があります。たとえば、味噌汁で蛋白の上に 浮くのは脂肪です。又、海難事故で船が座礁し油が流出し、海水の上に浮いて いるのを見れば理解できます。
Q.足の小指の爪がないのはナゼですか。
A.足の小指は腎臓と膀胱を現します。この指の爪がないのは魚を食べて腎臓が 硬くなり、腎臓の機能低下と関係しています。

Q.玄米菜食で腎臓の機能は回復しますか。
A.動物性食品と砂糖などの甘い物を食べないこと。主食は玄米、うどん、お好 み焼き、副食は、大根料理、白菜などで今まで食べた魚の蛋白を分解すれば徐 々に変わりますが、爪の状態を良くするのは大人だと困難ですが、子供は成長するから変わるでしょう。

正眼と三白眼

 ○  唇は胃腸の状態を現す

Q.唇が荒れているのは腎臓の機能が弱いからですか。
A.唇は腎臓の機能ではありません。
  口は消化器の入り口です。だから唇は胃腸の状態を現しています。上唇は胃 の状態、下唇は腸の状態を表しています。
Q.唇が上下とも腫れて、切れて血が出ています。
A.唇が腫れているのは胃と腸が腫れています。健康な人は上下とも8㎜、8㎜ です。切れて血が出ているのは胃と腸の粘膜が荒れて炎症を起こしています。  下唇が乾燥している時は、腸の粘膜に熱があり、上唇が乾燥している時には 胃の粘膜に熱がある証拠です。
Q.口角が切れて、ただれています。
A.左の口角は、胃の入り口で噴門部の状態を表し、右の口角は、胃の出口で幽 門部の状態を表しています。
  左の口角炎は陰性食品の摂りすぎ、右の口角炎は大食でカロリー過多です。
  胃腸の働きが悪いときには1~2日は玄米クリーム、葛の固練りか玄米粥です。但し、子供は葛の固練りは食べないことが多い。その時は、玄米粥、りんごの葛練りを食べさせます。
  1~2回は食事を抜いても良いでしょう。
唇の状態

Q.胃腸の悪い時にりんごを食べさせても良いですか。
A.子供の病気は、大半が陽性の病気です。特別弱い子であれば別ですが、唇が 赤く腫れている時は、薄いくず湯を使ってリンゴの葛練りであれば大丈夫です。
  元気な子であれば蒸しりんご、時としては生のりんごを使うこともあります。食べた後、或いは翌日の体調を見て下さい。体調が陰性に傾くようであれば玄米クリームか玄米粥にして下さい。

 ○  胃の病気には玄米を良く噛む

Q.子供は玄米を良く噛まないけれど、良い方法がありますか。
A.口の中の唾液はアルカリ性、胃の中の胃液は酸性、十二指腸の中の胆汁はアルカリ性です。そして、玄米ごはんもやや酸性だからアルカリ性の唾液を充分 混ぜるためには良く噛むことが大切です。
  もう一つ、澱粉の消化酵素は胃液にはありません。その意味でも胃の調子の 悪いときには玄米ごはんを良く噛んで、唾液の中にある澱粉の消化酵素のアミラーゼを良く混ぜ澱粉を口の中で消化することが大切です。
  病気を治すときは、1口100回以上噛むのが理想ですが、重病人でなけれ ば最初と最後の1口を100回噛むと良いでしょう。
  とは言え、子供は唾液が多いから大人と同じようには噛まなくても消化します。便の状態が良ければ問題ありません。

 ○ 十二指腸の病気には玄米粥

A.十二指腸の中はアルカリ性です。しかも、幽門部は狭く、十二指腸は細い管 になっているから、ごはんの粒が炎症を起こしている粘膜に触れると、粘膜の傷が広がる可能性があり、痛みが激しくなるから完全にアルファー化した葛の 固練り、玄米クリーム、玄米粥をしばらく続け、その後柔らかめの玄米ごはん、普通の固さのごはんに移行して下さい。

                                おわり

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