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血尿の治し方

質問箱

    血 尿 の 治 し 方

                                伊藤 誠
 一昨年の7月下旬に「血尿が出始めて20日近くになるが、治す方法を教えて下さい」との連絡が入りました。

 ○ 血尿は陽性過多
Q.15年ほど前から食養を実践しているが、20日近く前から血尿が出て止ま りません。ナゼでしょうか。
A.その血尿は、目で見て分かる血尿か、それとも、お小水の検査で鮮血反応が 出た血尿ですか。
Q.目で見て黒ずんだ赤色です。
A.胃。大腸などの潰瘍で出る出血は毛細血管が切れて出るから陰性です。しか し、目で見て分かる血尿は粘膜が充血を起こし、血液がこぼれ出る出血だから 陽性過多です。但し、お小水の検査で鮮血反応が出る出血は、組織細胞が緩ん で出る崩壊性の出血だから陰性です。
  夜中にトイレに起きたり、背中・腰が重かったり、痛くないですか。
Q.以前からトイレには2~3回起き、腰が痛いこともあります。
A.それらの症状はすべて陽性です。
Q.出血は陰性だと思って玄米にゴマ塩をかけて食べ、キンピラなど食養の基本 食のおかずばかり食べていました。
A.体質・症状の陰陽を間違えたら病気は治りません。

 ○ 陽性血尿の治し方
Q.それでは何を食べたら良いのですか。
A.体力がある人は、第2大根湯、椎茸スープ、野菜スープなどの利尿剤を摂っ て下さい。時としてはりんご・みかんの果汁を薄めて飲む場合もあります。
  背中・腰が痛い人、夜中にトイレに起きる人は第1大根湯1合を飲み、その 後、第2大根湯か椎茸スープなどを飲みます。
  体力が無い人は、薄い玄米スープに大根の卸汁大匙1杯を入れて飲みます。
Q.大根湯は陰性だから恐くて飲みませんでした。食事は何を食べますか。
A.今のあなたには玄米は必要ありません。もし、食べるとすると玄米粥でしょ う。それよりも、ひやむぎ、そうめんにして下さい。
  副食は、大根料理、緑黄野菜、里芋、じゃが芋、豆腐、果物ではりんごも大 丈夫です。
Q.そんな陰性食ばかりで血尿は治りますか。
A.陽性食を食べていては治りません。

 ○ 赤血球が488万
Q.あれから2週間になりますが血尿は良くなりません。
A.体質症状に合った食事を数日~1週間実践すれば血尿は消えるはずですが、 指示通りの食生活を実践していますか。
Q.おかずと飲み物は教えて頂いた通りに実践していますが、玄米ご飯は食べて います。
A.現在の状態で玄米にごま塩をかけて食べていると治らないでしょう。
Q.家族が病院に行けと言っていますが行った方が良いでしょうか。
A.それは本人と家族で決めて下さい。私が指示したら医師法違反になります。
Q.検査はどうですか。
A.どうぞ行ってきて下さい。
Q.病院で検査した結果、右腎臓から出血があると伝えられました。そして、赤 血球の数は488万でした。
A.女性の赤血球は400万程度です。それが488万となればかなり陽性です。 玄米はもちろん、ひやむぎ、そうめんなどの主食をしばらくカットし、緑黄野 菜、りんご、豆腐、里芋、じゃが芋を食べて下さい。
Q.ハイ、教えて頂いた通りにします。

 ○ 2週間でようやく血尿が消える
Q.2週間でようやく血尿が止まりました。
A.良かったですね。今何を食べていますか。
Q.豆腐を毎食1丁、りんご、キャベツ、きゅうりを食べています。
A.豆腐を毎食1丁は多すぎるから半丁にして下さい。
Q.ハイ。
  翌日、豆腐を半丁にしたら夜中にトイレへ3回起きました。
A.それでは毎食1丁食べて下さい。その後半年以上豆腐を毎食1丁食べ続けて も、赤血球が486万に落ちただけで、まだまだご極陽性状態でした。

        食養体験記

                             C・Y
○ 血尿は陰性か陽性か
 突然血尿が出てびっくりしたのは約2年ほど前です。動物性(もちろんだしも一切)食べず(約15年ほど食べていません)お小水の回数も1日3,4回で来たのにどうして何が悪かったんだろうと...
 また正食していたら病気をしないと思っていた私の浅はかな考えがありました。陰陽の物差しがありませんでした。今、振り返って考えますと血尿が出る1年以上前から下肢の疲れ4、5時間の睡眠で大丈夫、また夜中にトイレに起きるという陽性過多の症状が出ていたのにもかかわらず、自分の体質は陰性だからと思いこみ陰性の物は一切食べず、また体質は陽性が一番良いと思いこみ陽性になる食品ばかり食べていました。
 血尿が出てからも伊藤先生に「陽性過多になっているのだからきゅうりとかキャベツなど陰性食品を食べなさい」と言われても今まで長く生野菜などは食べたことがないのに大丈夫なのだろうか?
 また止血はごま塩の頓服とか、陽性のもので止めていけば大丈夫なのだろう?とすごく不安でした。血尿が出てから約25日間、私の姿勢がはっきりとしなかったので陰の治療だったり、陽の治療だったりで回復の兆しはみられませんでした。まわりの勧めもあり病院で検査を受けたら右側の腎臓より出血していて赤血球が490万からあるということで、伊藤先生から「確実に陽性過多から血尿が出ているのだから、はっきり自分の姿勢を変えないと大変だ」と叱られました。
 病院は入院、手術を勧められましたが私は正食で治そうと決心致しました。血尿が出てからも陽の治療をしばらくしていたので、ますます陽性過多になり体は重く、自転車をこぐのも足がきついし、歩いても5、6歩しか歩けない。また心臓はしまりすぎて息が苦しく、お小水は出ても朝50cc、夜50cc位で黒かっ色。自分はこのまま死ぬのではないかと思いました。1日2回の腰湯、生姜湿布の手当て。第一大根湯、ヤンノーのうすいもの、小豆のゆがき汁、果汁等どの利尿剤が自分にあっているか色々試して飲んでみました。豆腐、りんご、みかん、果汁を倍に薄めたもの、小豆かぼちゃ、もやし、玉ねぎ、キャベツにこしょうをたっぷり入れた野菜スープを飲み出してやっと血尿が出てから35日目にお小水が出始めました。
 出始めたといってもまだ血尿です。お小水が出始めてから止まるまで17日間位だったと思います。それからも足のむくみ、足裏のしびれ等がありました。また、陰性な物ばかり摂りすぎて呼吸がしにくくなったり、排便の後出血がみられたり、また動悸、不整脈が出たりする事もあり、その都度、伊藤先生の指導を受けました。今でも夜中にお小水に0~2回起きます(生理中、生理の前後で違う)。ようやく、うどんも食べられるようになり、果物を食べる量が減りました。やっと人並みの量です。一時は1日にりんご6ヶ、みかん(グレープフルーツの大きさ位のもの)を6ヶ、それから果汁200cc、豆腐1日2~3丁でした。 お金も大変でしたが、買い物に行ってもかごいっぱい果物、豆腐だけで「こんなに食べられるんですか?」とびっくりして聞かれ恥ずかしいでした。今、振り返りますと、最初にも書きましたが、陽性がいいと思っていたこと。また自分の体質を知らなかったこと。勉強不足でした。地方にいる為、伊藤先生に電話で色々尋ねました。先生はいつも親切ていねいに私の質問に答えて下さり感謝しています。先生が私の心が揺らいでいる時叱って下さらなかったら私はどうしていたのでしょうか...改めて深く深く感謝致します。有難うございました。
 まだ色々の症状が出たりしていますが、その都度、先生のご指導を仰ぎつつ陰陽の勉強をしていきたいと思います。先生今後ともどうぞよろしくお願い致します。この約2年間のうちに冬は湯たんぽ、カイロが手放せなかった私が全く必要なくなりました。また体質は中庸が一番だと痛切に感じました。
 先生有難うございました。また、これからもご指導よろしくお願い致します。

                     コメント 伊藤 誠
 「出血は、すべて陰性」と思いこんでいる人が多いけれど、血尿と目の白目の充血は陽性です。主食の食べ過ぎ、脂物の摂りすぎなどでカロリー過多となり血液が酸化した状態です。主食を陰性に、しかも控えめに食べると共に緑黄野菜が必要です。
 玄米にごま塩を多くかけ、副食も穀菜食の基本食を中心に食べていると充血は治りません。
 但し、体質・症状の程度は千差万別です。人によっては少しの玄米とか、玄米粥を食べて良い人もあり、主食の量、副食の量も状況に応じて異なります。体験者のように主食なしで、豆腐を1丁も食べるのをまねしないで下さい。

                                おわり

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