穀菜食で健康と幸福を

陽性腹水

質問箱

      陽 性 腹 水
                                        伊藤 誠
 長年穀菜食を実践し、陽性過多の締めすぎで陽性のむくみ、腹水になっている人が今年に入り続いています。かわら版、勉強会でも再三取り上げましたが、再度取り上げます。特に締めすぎて背中が痛い、昼間お小水の回数が少なく、夜中
に2回、3回とトイレに起きる。最後には「陽性のむくみ、腹水」が出ています。

 ○  口から物が入らない

Q.主人の足がむくみ、お腹もふくれています。
A.仰向けに寝ている時に、おへそが上に突き上がっていますか。
Q.それはナゼですか。
A.仰向けに寝ている時にお腹が平らであれば腹水で、おへそが高くなっている
 時は、お腹にガスが溜まっています。
Q.多少高くなっているように見えます。
A.腸にガスが溜まっている可能性があります。便とお小水は出ていますか。
Q いいえ、便が出ていません。お小水も回数、量とも少ないです。
A・お宅は、長年特別会員に入って頂いていますが、今までに一度も健康相談が 入っていませんでした。しかし、商品を購入して頂いている内容から見ると相当陽性な食生活と思えます。
Q・はい、20年以上前に大森先生の個人相談を受け、食養の基本食を中心にした食生活を長年やってきました。最近になってようやく豆腐、芋類を摂るようになりました。
A.現在は、何を食べていますか。
Q・ほとんど喉を通りません。ひやむぎが2~3本です。
A・生姜湯シップ、里芋バスターをしていますか。
Q・せっかく教えて頂きましたが、生姜湯シップは熱いと言い、キャベツ、里芋パスターを貼ると冷たいと言うからはずしました。

 ○ 主食の切替の遅れ

A・先程、20年以上基本食で過ごし、最近芋類、豆腐を食べるようにしていたと聞きましたが、主食は何を食べていましたか。
Q・玄米を朝夕2回、昼はお焼きとか酵母パンを少し食べ、夏場はうどん、ひや むぎを食べていました。
A・最初は玄米を2回食べても体調は良かったと思います。しかし、体質が中庸になった段階で、夕食をうどん、ひやむぎ、そうめんなどの麺類に切り替える と良かったと思います。
Q.玄米と副食に基本食を食べれば健康になれると思っていました。現実に主人は良く動いていました。
A・体質が陽性な人は、陰性食品が美味しいから、つい食べ過ぎ陰性症状が現れます。それだけに最初は陽性食中心の食生活で体調は良くなってきます。しかし、中庸の範囲内に入った時点で麺類、芋類、豆腐などの陰性食品を取り入れるべきです。特にうどん、ひやむぎ、そうめん、お好み焼きなどです。
  但し、酵母パンは上手に食べないと胃腸を弛め消化器官を弱くします。空腹時にいきなり酵母パンを食べると胃が膨らむのがよく分かります。
  欧米はNaの多い動物性蛋白を食べるから陰性なパンを食べているのです。
 その欧米人でも20代後半になると下唇が腫れたり、肌のきめが粗くなります。
  穀菜食でパン食にするとなおさら胃腸を弱くします。
Q・副食に芋類、豆腐など体を弛める食べ物を摂っても、体を弛めることは出来ませんか。
A・体調を見ながら早めに陰性食品を取り入れると締めすぎにはなりません。しかし、中庸を大幅に通り越して陽性過多になった時には主食を思い切って 陰性に落とし、しかも体を弛める芋類、豆腐などの陰性食品とか、動物性蛋白 を消すような緑黄野菜、酸味のある果物なども必要になります。

 ○ 陽性むくみ

Q・足首から徐々に膝へ向かってむくみが強くなってきました。そのむくみは陽性のむくみですか。
A・引き締まったタイプで、背中が痛い、夜中トイレに起きる人のむくみは陽性のむくみです。陰性のむくみは、心臓が弱く手足の甲が腫れるむくみか、腎臓の網の目が水分でぶよけ水はけが悪くなったむくみです。この時は肌が透き通るような白さです。
Q.肌が色白ではありません。
A・食養の基本食で潮風を受けていれば自然に陽性過多になります。
Q・むくみを取るには何が効きますか。
A・陽性なむくみ、腹水には朝第1大根湯を1合飲み、その後お茶代わりに第2大根湯を飲みます。或いは野菜スープ、シイタケスープ、スイカの実と皮の間の白い所、小豆の煮汁、りんご・みかん果汁を薄めて飲むこともあります。
  もう一つは小豆鯉と第2大根湯だけで他には何も食べません。3~4日目ぐらいからお小水が出始めます。
  外用手当としては、腎臓の機能を良くするため下腹部か、腰に生姜湯シップ、里芋パスターを行います。或いはお腹、足などに触って熱く感じる時はキヤベツなどの青菜で酸化物質を吸い出すのもーつの方法です。

 ○ 外用手当法を拒否

Q・手当法は効果がありますか。
A・血液、体液内の酸化物質が多く、しかも下腹部の血液循環、新陳代謝が悪く
 なっているから、生妾湯シップで血液を集め、里芋のアルカリで酸化物質を吸い取るから効果は多大です。酸化が激しく熱を持っている時にはキャベツなどの青菜パスターが有効です。
Q・患者本人が手当をしている人があると聞きましたが効果は同じですか。
A・自分で行うとタオルを生姜湯に浸し、絞っている間、肌が外気に触れるから大幅に効果が下がります。腰痛など軽い病気の時には生麦湯シップの上からゆでこんにやくを乗せても効果があります。
  しかし、ガン患者のむくみ、腹水の時には、家族が一日に2回以上の手当を行わないと中々治りません。
Q・主人は生姜湯シップは熱いと言い、里芋パスターは冷たいと言って拒否するのはナゼですか。
A.体内に酸化物質が多く熱がこもっているから生姜湯シップが熱く感じ拒否します。萎縮型陽性タイプで、皮膚、組織細胞が硬く体温を表面に放出できない
 陽性低体温の人は表面体温が低いから芋バスターを嫌います。組織細胞の硬さが軽ければ里芋の表面を温めて貼れば苦痛はありません。温めても拒否する人は組織細胞が相当硬いと見るべきです。
Q・主人はこたつで里芋の表面を温めても嫌いました。

 ○ 夜中にトイレに起きるのは陽性過多

A・体の中で陽性な背骨は背中側にあります。後頭部が重い、肩が凝る、背中が凝る・痛い、腰痛、夜中にトイレに起きるなどは、すべて陽性過多の症状です。
  このような症状が続いている時は、カロリーを思い切って落とした食生活に切り替え、第一大根湯、野菜スープ、果汁などの利尿剤を飲むなどの処置を取らなければ発熱、むくみ、腹水などに進むことがあります。
  特に背中が痛く、夜中にトイレへ2~3回も起きる時にはむくみ、腹水に要注意です。既にむくみ、腹水があって上記の背部痛、トイレに起きている人は直ちにカロリーを落とし、利尿剤を飲まないとむくみ、腹水は治りません。
Q・カロリーを落とすとは玄米ご飯を少なくすることですか。
A・ハイ、その通りです。玄米ご飯を少なくするか、ひやむぎ、そうめんなどの陰性な主食に切り替える。それでもむくみが引かない時には、利尿剤だけで主食をしばらく食べない事もあります。当然外用手当は行います。

 ○ 一寸した油断で失敗の数々

Q.塩味も薄くしますか。
A・陽性のむくみ、腹水は、腎臓で動物性蛋白が沈着、或いは腹部、足などに動物性の老廃物が多く炎症を起こし熱を持っています。故にカロリーを落とし、塩味もー咲か二味落とします。
Q・他に気をつけることはありますか。
A・油断して脱線をしたり、むくみ、腹水の時に食べては悪い食品を絶対に食べないこと。むくみと腹水が同時に現れると食着でも慎重に対応しないと治すのが困難です。それだけに油断は禁物です。
Q.具体的に教えて下さい。
A.まずカロリー過多だから食べ過ぎをしないこと。脂物を摂らないこと。量は.人と比べるのではなく、病人さんにとって必要以上に食べないこと。
Q.悪い食べ物とは。
A・30年ほど前に胃ガンの人が腹水を小豆鯉と第2大根湯だけで治した後、薄い玄米スープから徐々に玄米クリームへ移行して仕上げなさいと指示をしましたが、本人、家族がなるべく早く体力を回復させるつもりで、早急に濃度の濃い玄米クリームに移行、量も多く摂ったため腹水が再発して亡くなられました。
 愛知県内の市立大学々長さんは、腹水で英桜先生から上記の方と同じ様指示 が出ましたが、「お腹が空いて学校へ出かけることが出来ない」と言って′小豆 鯉と弟2大根湯以外に玄米のお粥を食べておられたが腹水、むくみ共引くことはなく亡くなられました。
  餅、たとえ玄米餅でも蛋白が多く、粘りがあるからむくみ、腹水が激しくなった人も数人見ています。もちろん、ガンなど腫れ物の病人さんで腫れが大きくなった人も見ています。
  スイカは利尿剤になります。特に皮の内側の白い所は良く効きます。しかしスイカの汁を煮詰めてスイカ糖エキスを摂ってお小水が出なくなった人を英桜先生から聞いたことがあります。果糖を煮詰めて陽性にすると血液がネバネバになり、血液循環が悪くなります。
  柿、干し柿を食べてお小水が出なくなった人は数人あります。渋い・苦い、塩辛い、甘い、酸っぱい、辛いの五味で一番陽性な味は渋い・苦いです。渋で墨をすり和傘に文字を書けば水に濡れても文字は消えません。しかし、塩水で墨をすっても文字は消えます。それだけに渋は吸着力が強く極陽性です。お小水の出にくい人、夜中にトイレに起きる人、むくみ・腹水のある人が干し柿を食べれば途端に悪くなります。
  玄米ご飯を食べてもカロリー過多で体調が悪い人が、せんべいを食べれば当然お小水が止まるか出にくいことがあります。煎餅、クッキーは乾燥しているから組織細胞を収縮させお小水の出が悪くなります。
 病気を治すのにおやつは厳禁です。たとえデザートで食べるにしてもお小水の出が悪い人、夜中にトイレに起きる人が煎餅、クッキーを食べれば症状を治すのは困難と云うより、却って悪くします。
 以上は、食養実践者でも、普段体調の良い人であれば食べられる食材の失敗例です。
Q.それ以外の失敗例はありますか。
A.ガンで後3~4ケ月と医師から宣告され、穀菜食で回復し、2年後に落花生 を食べて一夜でお小水がストップし、下痢が1日に17~18回になった人があります。それだけ落花生の油は酸化が激しいと云う証拠です。ガン患者で落 花生を食べて腫れが一夜で倍以上になった人を6~7人見ています。
  名古屋で自然食のレストランを経営されているご主人が、むくみ、腹水で英桜先生の指導を受けて治されましたが、この家族は毎年5月に初カツオを食べる習慣があり、腹水が治ってしばらく した時にご主人も初カツオを一かけ食べて再び腹水が再発し亡くなられました。
 或いは、ニボシで出しをとった家族用の味噌汁を一口かニロ飲んで、引きかけた腹水がひどくなり亡くなった人もあります。アトピーの子供さんが、4人家族の味噌汁にニボシを2つ入れただけで治ったばかりのアトピーが全身に出た子供さんもあります。
  スイカ糖エキスで失敗した人がウナギを食べて腹水が再発したり、干し柿でも失敗しています。20年以上前に30歳代の方でしたが現在の消息はしりませんが、おそらく亡くなられていると思います。

 ○ 西洋医学では不治の病

Q.腎臓の機能が低下し、むくみ、腹水のある人は、一寸した気の緩みでも命を落とすほど恐ろしいことですね。
A.西洋医学では腹水の時、水を抜きますが、この体液は水だけでなく栄養分なども多く含んでいます。それだけに腹水を2~3回抜くと体力を消耗して命を 落とす事が多いのです。
 私の父親も40年程前に肝硬変で腹水を2回抜いて51才で他界しました。
 むくみも慢性で軽い物は別として、ガンなどで象の足のように太いむくみになると西洋医学では、ほとんど治す事は出来ません。
 食養でもむくみ、腹水を伴うガン患者は、陰陽を問わず本当に真剣勝負です。
 一寸した油断が命取りに直結する事があります。本人だけでなく家族も食養を理解し、正しい食事を摂らせ、食養手当法を家族2~3人で協力して行う事が必要です。手当を行う家族も正しい食事を摂らないと手当をする体力が続きません。

 ○ 食事量は人と比べるのは禁物

   Q.食事の量が入らない時はどのようにしますか。
   A・ひやむぎが2~3本で生妻湯シップ、里芋パスターも出来ないとなれば正直に言ってお手上げです。
     体力があり、穀類が必要でなく野菜とかりんご、みかんなどの果物が入れば良いのですが、それも喉を通さないとなれば申し訳ありませんが打つ手がありません。
   Q.食事の量はどの程度必要ですか。
   A・食事量については、人と比べ少食ですと言う人がありますが、人と比べるものではありません。
     労働条件、消化能力、体質が異なれば食べ物の質、食べる量は当然異なります。特に療養中の方は一時的に少飲少食で臓器を休め、消化能力の回復に応じて食事量を増やします。
     体が疲れた時には休息し、体力の回復に応じて運動量を増やします。臓器が疲れて機能低下した時には臓器もなるべく休めることが体質改善のコツです。
    消化能力以上に食べれば消化出来なかった食物は腐敗し、血液を汚し、それが病気の悪化につながります。通じの状態、お小水の回数などを見ながら徐々に食事量を増やします。
      むくみ、腹水、ガンの方は、症状が消えて3~5年は真面目に穀菜食を実践し臓器の細胞をキレイな血液で入れ替えない限り根治しません。脱線すれば簡単に再発したり、命を落とすことがあります。そのような事例を35年間の間し臓器をキレイな血液で入れ替えない限り根治しません。脱線すれば簡単に再発
したり、命を落とすことがあります。そのような事例を35年間に数多く見てきました。それだけに病気を治す時には穀菜食を正しく実践し、むくみ、腹水にならないようにするためには脱線は論外で、食べ過ぎは謹むべきです。
 特にガン患者が腹水になると家族の負担が一段と大きくなります。
 穀菜食の目的は、健康で楽しい人生を送るための食生活法です。病気治しは
通過点です。それを忘れない事が大切です。
                       おわり

powered by Quick Homepage Maker 4.81
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional